けが人続出!春の祭典の悲劇
ディズニー映画ファンタジアでも登場するストラヴィンスキー作曲のバレエ音楽『春の祭典』
《春の祭典》とは
ストラヴィンスキーの発想によるもので自分たちの神を信仰する架空のロシア人たちが春の訪れを願って処女をいけにえに捧げるというストーリー
なかなかショッキングな内容ですが、かつてこの曲のせいで怪我人が続出したというショッキングな事件が起こりました。
事件が起こったのは1913年5月29日『春の祭典』の初演の日です
本番が始まるとすぐに客席から嘲笑の声が上がり始めました。そしてだんだん野次がひどくなって行き、賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、殴り合いが起こり出したのです!
ヤジやケンカの音で曲がほとんど聞こえなくなり、最後は仕方なく振り付けを担当していたニジンスキーが自ら舞台袖で拍子を数えてダンサーたちに合図しなければいけないという程でした
一般客だけではありません初演を見にきていた作曲家サン=サーンスも「楽器の使い方を知らない者の曲は聞きたくない」と席を立ったと言われています
このエピソードを知って春の祭典を聞いてみるのも面白いのではないでしょうか?